
こんばんわ!たけぼうです。
ここ数年前から「ぺルソナ設定が大事だ!」と言われるようになりましたね。でも個人的にちょっと思う所があったので記事にしたいと思います。
結論から言うと個人ビジネスにおいて「ペルソナ設定」は意味無いと思います。まぁやらないよりかはいいですけど、あまり大きな結果は出ないでしょう。
ペルソナ設定は意味が無い。架空の人物はあくまで架空に過ぎない。

おい、たけぼう。お前はやっぱりアホなのか? ペルソナ設定は意味が無いって主張しているらしいじゃねえか?

そうだね。個人ビジネスは特にペルソナ設定の意味が無いと思っているよ。

ウソくせー。な~んかウソくせー。

うるせー! 最後まで話を聞けーっ!!
ペルソナ設定とは何なのか?
ペルソナ設定とは、ターゲットとなる見込み客をより具体的に設定する事です。
名前、年齢、性別、職業、家族構成、趣味、性格、などを細かく設定して、1人のリアルな人物像を思い描いて、その人に向けたビジネスを考えます。
これは企業が新商品や新サービスを考える時には効果があると思います。企業はリサーチ(アンケート、取材など)に膨大な時間と労力をかけますので、より鮮明なターゲット像や潜在的なニーズが分かるからです。
こういった地道な作業があってこそのペルソナ設定ですので、架空の人物を設定しただけでは意味が無いのです。
ペルソナ設定で作った架空の人物と実在の人物は違う

としみつ君、じゃあペルソナ設定を試しにやってみようか?

あん? よしやってやろうじゃねえか。

じゃあ例えば「女装趣味」の人のペルソナ設定をしてみよう。

女装? お前もマニアックな例題を出すな。まあいいだろ。
この後としみつ君は、女装趣味の人のペルソナ設定を考えました。
・男性
・39歳
・妻と息子が1人
・女装が趣味
・性格はケチくさい

なるほど。これがペルソナだね。

ああ。為吉は家族に女装を理解してもらえず、苦しんでいるに違いないな。

なるほど。じゃあ実際に女装趣味の人にインタビューしてみよう。

おっす。私が美脚部長だ。

突然現れやがったな。あんた女装が趣味なのか? やっぱり家族に理解されないで悩んでいるんだろ?

へ? 私は独身だよ。あと私は女装をオープンにしてて、友人達も理解してくれているよ。

多様性の時代ですからね。ちなみに美脚部長さんに悩みとかあるんですか?

ん? しいて言えば少し太っている事かな。痩せれば色んな女性ファッションが楽しめるからね。
繰り返しますが、巷で言われているペルソナ設定(名前、性別、職業、家族構成、趣味、など)は、架空の人物を設定する事です。
しかし、どんなにリアルに1人の人物を設定して悩みなどを想像してみても、実在の人物の気持ちなんて分かるわけがありません。
それよりも、実際にそういった人からアンケートを取ったり、直接話を聞いてみないとその人の抱える悩みやニーズなどは理解出来ないでしょう。
あなたの悩みは第3者がペルソナ設定しても理解出来ない
ちょっとここで考えて頂きたいんですが、あなたが人生で1番悩んで来た事ってあると思うんですけど、そういった物って第3者がペルソナ設定しても理解出来ないと思うんですよね。
「そんな風にちょっと想像したくらいで、私の悩みなんて分かるわけないだろ!」
とあなたは思う事でしょう。私だってそうです。
あなたの悩みを理解出来るのは、あなたと同じくらい深く悩んで来た人のみです。
「ああこの人と私は同じだ。まさにそういった事なんだよ!」
ってなりますからね。それが心に刺さるメッセージになります。強い共感がそこにあります。
なので、個人ビジネスでお客さんに設定すべきなのは
「悩み苦しんで来た過去の自分」
なんです。
どうしても自分と違う悩みを持った人をお客さんにしたい場合は、企業と同じように膨大なリサーチをするしかありません。そういった人と直接対話しないと「刺さるメッセージ」は見えてこないでしょう。
人生で悩み苦しんで来たのは、自分と同じ様な人を助ける為
人生では色んな大変な事を経験しますよね。
私でしたらブラック企業で壮絶なパワハラに苦しめられました。なかなか仕事に自分を見い出せない事にも悩んで来ました。
でもそういった事は、自分と同じような事で悩んでいる人、苦しんでいる人を助ける為に経験すると私は思っています。
その悩みに苦しんでいる間は、とてもじゃないけどそんな風には思えません。でも年月が経つとそう思える時が来ます。
その時が誰かを応援したり、助ける時なんじゃないかと思います。
ペルソナ設定は意味が無い。さいごに
個人ビジネスは、過去の自分を助ける物だと私は思っています。なので私の考えからすると、ぺルソナ設定は意味が無いのです。
もちろん闇雲に何となくターゲティングするよりも、ぺルソナ設定して1人の人間を想像した方がいいのは言うまでもありません。
でも強く共感されなければ、人は動きません。
1人の人とどれだけ向き合えるか、それがビジネスの重要なキーポイントとなるのは間違いないでしょう。
ぜひ、誰でも出来る事ではなく「あなたしか助ける事が出来ない人」の為にビジネスをやりましょう。きっと誰かがあなたの事を待っているはずです。
ではまた!