
個人店舗を応援しているたけぼうです。
私の友人でフリーペーパー(地域情報誌)に大金をかけ続けている人がいます。でも来客は月に1~2人。なぜ彼は大金をかけても効果が出ないのでしょうか?
フリーペーパーで広告費をかけても効果がない3つの原因
初めに答えを言うとですね・・・
①お客さんのニーズとサービスが噛みあっていない
②成約率を意識していない
③テストマーケティングしていない
この3つです。この3つがしっかりしていないと、どんなに多くの発行部数をほこるフリーペーパーでも見向きもされません。
20万円とか30万円かけても来客0というのは、よくある話みたいです。
①お客さんのニーズとサービスが噛み合っていない
まず①が出来ていないと何をやっても大金をかけて広告を出してもダメです。競合店が多すぎたり、もうニーズがなかったり、技術や接客がダメ・・・。
競合店が多くても工夫次第でどうにかなりますが、ニーズそのものが廃れていたり、技術(商品力)や接客が悪ければ絶望的です。
集客に力を入れるのではなく、土台を見直して技術や商品を磨き直さないとダメなのは言うまでもありませんよね。
それから時代のニーズというのも敏感になっていないと、これから先の日本では厳しいかなと思います。オリンピックが終わり次第ますます不景気になりますので。
②フリーペーパーの成約率を意識していない
フリーペーパーは発行部数の多さに注目されがちです。営業担当者さんもそこをアピールしますしね。
でも本当に重要なのは「成約率」です。ちょっと聞き慣れない言葉かもしれませんが1番重要な言葉です。
フリーペーパーを100枚配ったら、何人が来店してくれるのか、または商品を買ってくれるのか、という確率の事です。
私の経験では、フリーペーパーの成約率は0.02%くらいです。つまり5000世帯に配って1人来店してくれる数字です。(もちろん個人差はあります。)
うちはもっと多かったよという人もいれば、そんなに反応なかったよという人もいるかと思います。
その差は何かと言ったら、①のお客さんのニーズとサービスが噛み合っていないというのもありますし、お店の魅力が十分伝わっていないというのもあります。
③テストマーケティングしていない
大企業であれば必ずテストマーケティングします。マーケティングは企画から集客、販売までを含めますが、今回は集客という事にしておきましょう。
まずは小予算でどれくらい成約率があるのかを調べるんです。ご自分でポスティングしてもいいですよね。
そして、成約率が悪かったら文章や画像、特典などを改善していく訳ですね。改善に改善を重ねるんです。
もしも改善が成功して、広告の成約率が上がったら、そこで始めて大金をかけてフリーペーパーに広告を打つという流れになります。
フリーペーパーのコスパは、広告費と見合っているか?
正直な所、私はフリーペーパーのコストパフォーマンスは悪いと思っています。料金が料金ですからね。本当に高い(笑)。
しかし新聞広告や折込などよりは、見てもらえる確率は高いです。まだまだ紙媒体は有効です。ネットを見ない人はまだ確実にいますしね。
ただ、フリーペーパーだけに依存するのも良くないかなと思います。なぜならコスパに優れた有料広告というのは他に存在するからです。
コスパ最強。SNSのネット広告の効果を知っていますか?
例えばフェイスブック広告。私は試す前にお店が軌道に乗ってしまいましたし、HPから毎月10人以上は新規客を獲得出来ていますので試していません(笑)。
しかし周りの自営業の仲間に教えてると、みんな喜んでくれます。何しろ料金が安くて来客率が高いからです。
なぜSNS広告はコスパがいいのかというと、お客さんを絞れるからです。地域、性別、年齢、が絞れるので、無駄なお金をかけずに済むんですね。
従来の紙媒体の広告の弱点は、ターゲティングが出来ないという事です。
例えば高級化粧品を売るのに、学生であろうが男性であろうが、お年寄りであろうが、とりあえず広告を配るわけです。
なのでフリーペーパーの広告料は高いんですね。人件費や交通費(ガソリンなど)がかかるので仕方ないんです。
でもSNS(ネット)広告なら、商品やサービスを必要としている人だけに広告を打つので、その分広告費が安くなるという仕組みです。
高級化粧品を買ってくれそうな、性別、地域、年齢、などを絞れるという事ですよね。女性で自由が丘とかに住んでて、30~50代の人だけに広告を打つんですね。
なのでコスパがマックスになるのは当たり前と言えば当たり前です。
集客のコスパがMAXになるのは、ネット広告と・・・
SNS広告(フェイスブック、ツイッターなど)の他にも、グーグルアドワーズという検索結果の上に表示出来る広告もあります。
それらを使えば上記で言ったようなコスパは発揮出来るのですが、やはりそれだけにお金を使えばいいという訳ではありません。
もう一度市場を見直して、お客さんが何が欲しがっているのか、何に対して悩んでいるのか、もう必要としていない事はなんだろうか、という事を見直すのは重要です。
お客さんの本当ニーズ、すなわち「砂漠で水を売る」ような商売は何なのか、「エスキモーに氷」を売っていないか?を確かめる必要があります。
そう簡単に職種は変えられませんが、切り口を変えたり、商品や価格を変えたり、ターゲットを変えたりするのは簡単に出来るはずです。
お客さんの本当のニーズが分かれば、あとはご自分の店の技術(商品)を、いかに魅力的に伝えるかです。
せっかく素晴らしい技術や商品があるのに、ありきたりでつまらない文章に大金をかけて広告を打ってしまう人が多いように感じます。
すなわち文章力です。コピーライティングといいます。
上記で説明した、フリーペーパーやネット広告(SNS広告)を効果をさらにMAXにしてくれるのが、文章力です。それが成約率につながります。
文章力(魅力を伝える力)が0ですと、ネット広告を使っても効果はまったく出ません。でも0から1にするだけで効果は劇的に変わります。
コピーライティングを知らないと、大金をずっとドブに捨てることになるのは間違いありません。もったいない話ですよね。
なのでコピーライティングと広告は掛け算なのです。
ではまた(o’∀’)ノ